まにわ塔

一切の生きとしいけるものは、幸せであれ――
ひとつの祈りに貫かれた「祈願塔」と「永代供養墓」。

今世紀まで学んできた私たちには、未来に託すべきメッセージがあります。
それは私たちの幸せが、この地球を織り成すあらゆる「いのち」と共にあるということ。
一切の生きとしいけるものは、幸せであれ――このシンプルな祈りを多くの方と共有し、
世代を越えて育み続けてもらうため、祈願塔「まにわ塔」は建立されました。
この塔を訪れる方、塔内の永代供養墓を利用される方、
すべての方の祈りをひとつにして、遥か未来へ伝えていきたいと考えます。





⇒祈願塔「まにわ塔」の説明
⇒永代供養墓「まにわ塔納骨堂」の説明


祈願塔「まにわ塔」

「まにわ塔」建塔の趣意
「まにわ塔」という名称はサンスクリット語で清浄を意味する「まに」という言葉に、円環的連続性を象徴する「輪」を加えたもので、そこには「清浄なる繋がりを育む塔」という願いが込められています。私たちは物事の本来の姿を見ることができず、日々望みもしない苦悩や混乱を生み出しながら生きています。そして世界に蔓延するさまざまな混乱も、元をただせばこの一人ひとりの内なる混乱から起こっているに過ぎないのです。そのことを直視したとき、私たちは不完全ながらも調和への思いを起こさないわけにはいきません。ひとつ間違えれば、この地球でさえ不毛の惑星にしてしまうほどの力を持った私たちであればこそ、遠い過去から未来へ連なりゆく偉大な生命の一点として、またこの宇宙全体を維持している不思議な繋がりのなかの一部として、いま一人ひとりがはっきりと意識化し、次世代へ伝えていくべきことがあるはずです。私たちの行動は人類はもとより、この地球を織り成すあらゆるいのちの幸福を願うところから始まらければなりません。「まにわ塔」の目的はこの普遍的な仏の教えを一人でも多くの方々と共有し、遥か未来へ伝えていくことなのです。
 
円形舞台を備えた、地上15mの大祈願塔。
「まにわ塔」は通常建築を遥かに凌ぐ数百年の耐用年数をもって建立された、堅牢な地上15mの大祈願塔です。塔の下部には円形の舞台を備えており、マニ車を回しながらのお参りや歌舞などの奉納を可能にしています。そもそも仏塔とはお釈迦様のお舎利(ご遺骨)を収めた塚が発展したもので、塔身全体を仏の全身にみたたて供養・礼拝いたします。お参りの際には右肩を塔に向けて、仏に敬意を表しながら時計回りに歩いてください(マニ車を回すのも同じ方向です)。そして、塔を周回する数分間をあなたの聖なる時間として、どうか世界の平和と生きとしいけるもののために捧げてください。

仏陀誕生の国・ネパールで制作されたマニ車。
塔の周囲に取り付けられた108個のマニ車は、現在仏陀誕生の国となっているネパール・パタンの小さな工場で一つひとつ手作りされた祈りのための法具です。表面にはチベット語とネワール語(ネパール先住民族の言語)で「南無観世音菩薩(オーム・マニ・パドマ・フーン)」、そして日本語の「南無阿弥陀仏」が刻まれ、国境や宗派を超えた本源の仏への帰依を表しています。中には皆様からご奉納いただいた写経が納められており、マニ車を回した数だけこれらの経文や真言をお唱えしたのと同じ功徳が得られるといわれています。





人々の心を静かに見守る、本尊「釈迦牟尼仏」。
「まにわ塔」のご本尊は本源の仏とされる久遠実成の釈迦牟尼仏です。太陽系の惑星軌道を描いたステンドグラスを光背にして、納骨堂内および塔の周囲を普く見守られています。坐像の制作にあたってはユーゴスラビア・コソボで産出される純白の大理石を使用。南アジア最大の仏教国であるスリランカ政府の認可を得、同国国宝の釈迦如来像を模してじっくり時間をかけて彫られています。








水棲生物が息づき、蓮が花咲く「放生池」。
「放生池」という発想は小さな命に対する慈しみの教えとともに、古く中国から我が国に伝えられたものです。魚や両生類をはじめ、蛍などの多種多様な水棲生物が生息し、夏には国内外のさまざまな地域から集められた蓮が美しく花を咲かせる憩いの空間となっています。また、水辺ではこれらの命を尊重し、魚の稚魚などを放流する「放生会」や、旧盆行事の一環として祖霊をお送りする「灯籠流し」など、季節に合わせた多彩な催しが開かれます。






中国敦煌招来の「莫高窟天井画」
中国の三大石窟寺院のひとつに数えられる敦煌・莫高窟。まにわ塔内の天井には、この世界的仏教遺産の内部を飾る仏教画のなかから、飛天、釈迦説法図、白母度・緑母度、千仏画、涅槃図など数点が模写されています。制作にあたったのは実際に莫高窟壁画の補修・修復も手がけている「敦煌美術研究院」の中国人画家4名。同院の副教授であり、今回のプロジェクトの責任者となっていただいた高山氏は、平山郁夫画伯の愛弟子として、かつて東京芸術大学の研究生時代を日本で過ごしておられます。今回の壁画招来のニュースは中国内でも新聞に紹介されました。



墓地・永代供養墓・納骨堂
永代供養墓「まにわ塔納骨堂」

“命”をもっと豊かにするお墓。
「まにわ塔納骨堂」は従来の血縁者のみに維持・管理を任せる墓地ではなく、当寺と会員の皆様とで支え守っていく会員制永代供養墓です。ここでは、「まにわ塔」がご利用者すべての墓碑となります。そして、お一人おひとりを生きとしいけるものの幸せを祈る「願主」としてお迎えすることで、皆様が今日生きた証は平和と幸福のメッセージとして遥か未来まで伝えられていくのです。たった一人の生涯でも、たとえ後継者に恵まれなくても、未来の世界のために「祈り」という財産を残すことはできます。この世を去って終わる命ではなく、永劫の中に生き続ける「いのち」へ――。「まにわ塔」との出会によって、生をいっそう豊かなものとしていただけますことを、心からご祈念申し上げます。  合掌

建塔趣意にご賛同いただければ
過去の宗派などは不問です。
「まにわ塔納骨堂」は、祈願塔「まにわ塔」の精神に根ざした永代供養墓です。よって、その趣意に賛同していただければ過去の宗派などを問うことはありません。ただし、宗教法人天台宗に帰属する当寺の性格上、仏事の一切は当寺の次第に則って行うことになりますので、その点は前もってご了承ください。




生前契約によって使用条件を決定。
合祀後も回向は継続されます。
ご利用の際はご本人の意思を尊重し、あらかじめ納骨室の使用条件(期間・人数)などを決めておく生前契約を原則とします。そして、この契約に基づいて当寺がご遺骨の管理および回向を行っていくわけです。納骨室での安置期間はご契約条件によって異なってきますが、基本的にはご契約時にお名前をいただいた方のうち、最後の方がご契約年数を満了した時点までとなります。その後、ご遺骨は塔基部に設けた合祀墓へ移されますが、回向は引き続き永久的に行われます。

桐材の「まにわ型納骨箱」を利用して、
納骨室1区画につき1〜6霊安置できます。
施錠扉によって独立性を高めた納骨室には、桐材を使った大小2種類の専用納骨箱を組み合わせることによって1〜6霊まで安置することができます。また、ご遺骨2体までは追加費用をいただかないうえ、大箱2個を使用して全骨納骨できますので、ご夫婦などでご使用になる場合に最適です。さらに、ご一緒に納骨されるご先祖のご遺骨に対しても追加費用は必要ありません。ただし、小箱を利用する場合は容量の関係であらかじめ合祀墓へ分骨する場合がありますのでご了承ください。

当寺による墓前回向は彼岸初日に、
7月15日に「まにわ塔総回向会」を開催。
縁故の方から特別にご依頼をいただいた場合を除き、当寺では毎年春秋の彼岸初日に墓前回向を執行。7月15日のお盆には、有志会員の皆様と共に「まにわ塔総回向会」と「放生会」を併催します。また、8月16日には「灯明祭」として精霊流しを行いますので、どうぞご参加ください。

生前授戒による
戒名(法名)の取得を奨励しています。
戒名(法名)とは亡くなった方の呼び名ではありません。本来それは、仏の教えを受けた弟子であることを証明するだけでなく、教えと共に生きようとされる方には大変励みとなるものです。当寺ではこの授戒の意義に触れていただくため、ご希望の方には天台宗の正伝に則った「授戒会」を行い戒名(法名)をお授けいたします。なお、故人の記録は「まにわ塔墓誌」および過去帳に戒名(受けられた方のみ)・俗名・没年月日・行年を刻み永久的に保管いたします。

会員相互の交流をはかる
護塔ネットワーク「まにわ会」。
「まにわ塔納骨堂」をご利用いただく際に必ずしも檀家になる必要はありませんが、護塔ネットワーク「まにわ会」へのご入会をお願いしております。この会は皆様から年会費として3000円を委託していただき、行事に際してのご連絡をはじめ、会員同士の交流の場となるさまざまな催しを支援しながら、施設の永続的かつ有機的な運営をはかっていくものです。このほか、教育・医療・環境・スポーツ・災害救援などの公共活動を支援する「まにわ基金」を設立し、会員の皆様が任意でご参加いただける社会貢献プランなどもご案内しています。

信頼できる葬祭業者との提携による
委託葬もご案内いたします。
もしものとき、ご自身の葬儀がどのように行われるかが分からないというのはやはり不安なものです。そこで、当寺では信頼できる葬祭業者との提携による「委託葬」をご案内しておりますので、お申し込み時にお尋ねください。

東京都認証NPO法人
永代供養推進協会格付

「優良永代供養墓」
1階エントランス 1階納骨室

参考お申し込み費用(2体まで追加料金なし)
永代供養料   納骨室使用・納骨・墓誌刻字・位牌料
60万円 + 40万円  =100万円 より
※上記料金は1階納骨室を13回忌まで使用したのち合祀となる場合の例です。
※2階の基本使用料は10万円増となっています。※分割納入可。
随時見学可能。お問い合わせはTEL・FAX・Eメールでも受け付けています。
TEL 048−768−1537 FAX 048−768−1218
Eメール keifukuji@k8.dion.ne.jp
ご希望の方には詳しい資料をお送りします。

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